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ふくろうみやによる音楽のお話。
Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by ふくろう みや - 2013.07.17,Wed
私が一番好きなジャズ・トランぺッター。
その名も

Chet Baker


その音は優しく、切なく、そしてどこか荒廃的。
ジャズをあまり聴かない人がこの人の音を聴くとまずこう思うでしょう。

『トランペットって、こんな優しい音も出るんだ』
と。



特にこの演奏は優しく、弱々しいですね。
か弱い音の中に、力強い意思を感じる。
本当のこの人は、そんなに弱い人ではないのではないかと私は思います。


この人は他のジャズマンと同じく
薬に溺れ、女性関係に溺れ、廃退した人生を送り
最終的には出先のホテルから飛び降り自殺をしたと言われています。


しかし彼の残したいくつもの名演、名盤は、どれも
『生きている』のです。

おすすめの名盤を載せておきます。
デビュー当時の彼の音は、上記とは違い、どれも力強いのですが
色々なことを経験して行くうちに、弱々しく優しい音になって行くのです。
その差も、彼の魅力の一つです。



She Was Too Good to Me

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Posted by ふくろう みや - 2013.07.17,Wed
『10月の晴れた空』
という曲があります。




アコースティックギターとピアノのデュオの曲です。
10月の、秋の高い空を思わせる、爽やかで愁いを帯びた名曲。
アコースティックギターのアルペジオと
ピアノの濡れた美しい和音。
名曲中の名曲ですね。

ギターは
増崎孝司さん。
日本を代表するフュージョンギタリストです。

この曲はあまり有名でもありませんし
知ってる人も少ないとは思うのですが
これほどに秋の憂いを表現している曲も珍しいのではないでしょうか。

そして演奏も素晴らしい。
メインテーマの後はピアノのアドリブとギターのアドリブがあるのですが
それぞれのタイム感とリズム感が上手く混ざり合って
二人で演奏しているとは思えないほどのグルーブ感です。

ぜひ、アドリブの最後まで聴いてみてください。



この曲が入っているCDはこちら

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